イスタンブールは、世界最大の都市とも言われています。地理的にはヨーロッパとアジアの双方に位置していますが、ヨーロッパ域内とみなされています。イスタンブールは、世界最古の都市のひとつで、歴史上様々な帝国の首都として機能してきました。また宗教史上も、ギリシャ正教の中心都市としてもよく知られています。 イスタンブールはかつて3つの帝国に支配下にありました。ローマ帝国、ビザンティン帝国、そしてオスマン帝国です。イスタンブールという呼称になる以前は、街を支配したコンスタンティヌス帝の名にちなみ、コンスタンティノープルと呼ばれていました。 この都市はもともとギリシャ人によって開かれ、ビザンティウムと呼ばれていました。しかしコンスタンティヌス帝がかの地をローマ帝国の東の首都と置き、自らの名にちなみ改称しました。ローマ帝国の崩壊以降、ビザンティン帝国(東ローマ帝国)が登場し、コンスタンティノープルを帝国再建の中心に据えました。この土地にはギリシャ文化が根強く残っていたことから、ギリシャ正教が出現するのもこの頃のことです。コンスタンティノープルがトルコ軍の侵攻により陥落して以降、オスマン帝国がこの地を首都と定めました。コンスタンティノープルが正式にイスタンブールの名に改められたのは、1930年代とごく近年になってからのことです。 イスタンブールは、古い建物と近代的な建築が混ざった都市です。歴史と未来とが出会う場所とも言ってよく、レヴェントLevent地区には現代的な建築物が立ち並んでいますが、一方では古い教会や寺院などが残る素朴な雰囲気も併せ持っています。イスタンブール独特の美しい風景が、観光客を迎えいれることでしょう。